2018年3月1日木曜日

3月 スイートコーン


良質な大穂を作るために

①排水の良い圃場を選びます。

②草勢を強めに維持するため、収穫期まで肥料切れを起こさないようにします。

③雄穂が出始めてからは、土壌を乾燥させないようにします。

④雄穂が出る時期に一番上の雌穂を残し、それ以降の雌穂は除去しま。

品種


『ゴールドラッシュ』

播種量(10㌃当たり)


3袋(2,000粒/袋)

発芽適温


 発芽適温30~35℃、最低温度7~8℃、最高温度40~45℃、積算温度125~175℃で発芽に達します。

マルチ栽培

≪コーンマルチ使用≫
 1間前にコーンマルチを張り、地温を高めておきます。

≪透明ポリマルチ使用(10㌃当たり)≫
 播種後に、除草剤のゲザプリムフロアブル200㏄ とラッソー乳剤300㏄ を水100㍑に溶いて散布し、すぐに透明ポリマルチを張ります。発芽したら株の真上に穴をあけます。

栽植株数

≪トンネル栽培・露地栽培≫
 畝幅135㌢、株間30㌢、条間50㌢、2条千鳥植えにします。 
 10㌃当たりの目安は5,000株です。

播種・育苗管理


 128穴のセルトレイにタキイ専用培土を入れ、一粒ずつ播きます。必ずパスライトをベタ掛けし、トンネル被覆をします。本葉2枚頃に定植します。
 ※過湿にすると種子が腐りやすくなるため、注意して潅水します。

補植


 補植はプラグトレイ等を使います。老化苗や根巻きの激しい苗は使わないようにします。

トンネル栽培


 トンネル内の温度が30℃以上にならないように管理します。

栽培管理


 根元から分けつしてわき芽が出てきますが、除去はしません。

施肥設計



潅水


 潅水量は、株の大きさに合わせて徐々に増やしていきます。
 雄穂が見え始めてからは急速に成長するため、収穫時まで土壌を乾燥させないよう、たっぷり潅水します。開花期以降に乾燥させると、肥大不良と先端不稔の原因になるため注意します。

病害虫防除(10㌃当たり)

ネキリムシ類

ダイアジノン粒剤5   6㌔(土壌表面散布・出芽時1回)

3月 柑きつ


せん定

≪温州みかん≫

 裏年で結果母枝の少ない園は、混み合った枝や立枝を間引く程度にします。
 表年で結果母枝が多く着花が多い園は、風当たりの少ない園からせん定を始め、新梢を1本でも多く出すようにします。
 2~3年枝をボウズ枝にして予備枝を設け、夏秋梢が発生している園では、せん定時に処理します。

≪伊予柑≫

 樹勢を保ち、勢いのある新梢を発生させるため、切り返しせん定を中心にします。
 混み合った枝や立ち枝、下垂枝を整理します。

春肥の施用(10㌃当たり)


 春枝の充実や開花結実、果実肥大には欠かせない肥料のため、3月上旬に施します。

≪極早生温州≫
果樹配合   90~120㌔

≪早生温州≫
果樹配合   100~130㌔

≪中生普通温州≫
果樹配合   110~140㌔

≪早生伊予柑≫
果樹配合   110~140㌔
 または
ええとこ取り511(一発肥料)   120㌔

※「ええとこ取り」を使う場合は、夏肥はしません。

除草


 春草は春肥を吸収するだけでなく、地温の上昇を妨げるため、除草して裸地化します。

病害虫防除


 マシン油乳剤の効果を落とさないために、ICボルドー剤を施す14日前までに散布します。

ミカンハダニ

マシン油乳剤(95㌫)   45倍
※1月に散布していない園は、2月下旬までに必ず散布します。

カイヨウ病


ICボルドー66D   40倍
※発芽前に必ず散布します。

3月 春キャベツ


追肥(10㌃当たり)


 結球始めにNK化成E989を肩口に40㌔施します。

潅水


 結球始めに土壌が乾燥すると小玉になりやすいため、乾燥が続く場合は、日中に溝潅水します。

病害虫防除

菌核病

ロブラール水和剤   1,000倍(収穫7日前まで4回以内)

菌核病・株腐病

セイビアーフロアブル20   1,000倍(収穫3日前まで3回以内)

ヨトウムシ・アオムシ・コナガ

プレバソンフロアブル5   2,000倍(収穫前日まで2回以内)

アブラムシ類・コナガ・アオムシ・ハイマダラノメイガ

アルバリン顆粒水溶剤   2,000倍(収穫3日前まで2回以内)

3月 ソラマメ


着莢率向上


 着莢時から、ガイピープロ600倍を10日おきに葉面散布します。農薬と混用する場合は、1,000倍に薄めて散布します。

誘引


 倒伏を防ぐため、支線を3~4段張って誘引します。

除けつ


 整枝し、最終分枝数を確保します。後から遅れて出る分枝は、早めに取り除きます。

病害虫防除

赤色斑点病

ロブラール水和剤   1,000倍(収穫前日まで3回以内)

アブラムシ類

アドマイヤーフロアブル   4,000倍(収穫7日前まで2回以内)

株元潅注

茎腐病

リゾレックス水和剤   1,000倍(収穫前日まで2回以内)

追肥(10㌃当たり)

≪3月上旬≫

NK化成E989   20㌔

3月 レタス


☆赤字で表示されている農薬は、毒物劇物農薬に指定されています。
 毒物劇物農薬のご購入には、印鑑が必要になります。

定植


 4月と5月に採れる品種『バークレー』を定植します。
 本葉2.5~3枚で根の量が多く葉の色が鮮やかな緑色をした健苗を浅植えします。

潅水


 土壌が乾燥すると、肥料の吸収が悪くなり玉太りに影響します。暖かい日の日中に、畝間潅水します。

病害虫防除

アブラムシ類

コルト顆粒水和剤   3,000~4,000倍(収穫前日まで3回以内)

ナモグリバエ類

パダンSG水溶剤   1,500倍(収穫14日前まで3回以内)

リーフガード顆粒水和剤   1,500倍(収穫7日前まで2回以内)

菌核病・灰色かび病

アフェットフロアブル   2,000倍(収穫前日まで3回以内)

スミブレンド水和剤   1,000~2,000倍(収穫7日前まで5回以内)

腐敗病・軟腐病

スターナ水和剤   2,000倍(収穫7日前まで2回以内)

3月 エダマメ


品種


 中早生種の『サヤムスメ』

特性


 草丈が65㌢前後。濃緑色の大莢で3粒莢が多く、収穫適期が幅広いです。

播種時期


 3月10~31日

直播栽培(トンネル栽培)


 3条黒マルチに、一穴に二粒ずつ播きます。
 適度な土壌水分が必要なため、乾燥している場合は、播種前にたっぷり潅水します。
 鳥害防止のため、播種後に被覆資材のパスライトをベタ掛けします。7~10日で発芽し、頭を持ち上げてきたら、パスライトを除去します。

管理


 エダマメは高温に強い作物であり、低温に弱いため、トンネル内の温度を25~28℃で管理します。

病害虫防除

ネキリムシ(10㌃当たり)

播種時〜子葉展開時

ネキリエースK   3㌔(収穫21日前まで2回以内)

茎疫病

ランマンフロアブル   1,000~2,000倍(収穫3日前まで3回以内)

ハスモンヨトウ

プレバソンフロアブル5   4,000倍(収穫3日前まで3回以内)

アブラムシ類・カメムシ類

スミチオン乳剤   1,000倍(収穫21日前まで4回以内)

3月 タマネギ


病害虫防除

灰色腐敗病・白色疫病・べと病・軟腐病

≪3月15日頃≫

ジマンダイセン水和剤   600倍

バリダシン液剤5   500倍

※上記の二剤を混用して散布します。使用回数は、収穫3日前まで5回以内です。


除草剤

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