2017年12月1日金曜日

12月 春キャベツ


☆赤字で表示されている農薬は、毒物劇物農薬に指定されています。
 毒物劇物農薬のご購入には、印鑑が必要になります。

潅水


 外葉を太らせる重要な時期に入るため、定期的に防除し、適期に追肥します。また、土壌が乾燥する場合は、暖かい日の午前中に畝間潅水します。

追肥(10㌃当たり)


定植後10~15日後、株元に農協専用化成500を20㌔施します。

病害虫防除

コナガ・アオムシ・アブラムシ類

モスピラン顆粒水溶剤   2,000倍(収穫7日前まで4回以内)

べと病

ダコニール1000   1,000倍(収穫14日前まで2回以内)

12月 レタス


☆赤字で表示されている農薬は、毒物劇物農薬に指定されています。
 毒物劇物農薬のご購入には、印鑑が必要になります。

播種と品種


 4月採りの『バークレー』を随時播種します。

定植後の潅水


 生育期間中に、土壌の乾燥が続くと生育が抑制され、異常球が発生しやすくなるため、暖かい日の午前中に畝間潅水します。結球充実期は、やや控えめに潅水します。

トンネル被覆の時期と管理(下図)


 平均気温が10℃以下になる12月初旬頃を目安に、トンネル被覆します。

①使用する資材はビニール(0.05㍉)とし、被覆後10日間は霜よけ程度に両サイ
 ドを開けます。


②被覆後は、トンネル内の温度が25℃以上にならないよう、こまめに換気します。曇
 雨天日や夜は密閉し、保温に努めます。


③収穫10~14日前(玉がソフトボール大になった頃)に、パスライトをベタ掛け
 します。年内採りの『スターレイ』はベタ掛けのみとします。2月採りの『レイヤー
 ド』は二重被覆します。


被覆順序

『レイヤード』
①2月採り
②1月採り
③3月採り

 ①から③の順に被覆し、①②は新しいビニールを、③は古いビニールを使います。

異常球発生の要因と対策

タケノコ球

〈要因〉外葉形成期の高温や低温、日照不足、多肥、乾燥〈対策〉換気、潅水、保温

変形球

〈要因〉定植時に苗が斜め植え、または老化苗〈対策〉品種の選択と適期定植、健苗定
    植

タコ足球

〈要因〉外葉の不十分な生育、高温や乾燥、過湿による生育抑制
〈対策〉排水対策、根張りの確保

病害虫防除

ネキリムシ類(10㌃当たり)

フォース粒剤   9㌔(土壌混和・定植時1回)

腐敗病(10㌃当たり)

オリゼメート粒剤   9㌔(土壌混和・定植時1回)

アブラムシ類・ナモグリバエ・ハスモンヨトウ・オオタバコガ

ジュリボフロアブル   200倍
         ( セルトレイ一箱当たり0.5㍑潅注・定植前日〜当日まで1回)

≪定植直後≫

すそ枯病

バリダシン液剤5   800倍(収穫7日前まで3回以内)

≪生育期≫ 

菌核病・灰色かび病(被覆前)

スミブレンド水和剤   1,000~1,500倍(収穫7日前まで5回以内)

アフェットフロアブル   2,000倍(収穫前日まで3回以内)

アブラムシ類

コルト顆粒水和剤   3,000~4,000倍 (収穫前日まで3回以内)

ウララDF   2,000倍(収穫前日まで2回以内)

ハモグリバエ類・ナメクジ類

パダンSG水溶剤   1,500倍(収穫14日前まで3回以内)

リーフガード顆粒水和剤   1,500倍(収穫7日前まで2回)

オオタバコガ・ハスモンヨトウ

プレバソンフロアブル5   2,000倍(収穫前日まで3回以内)

プレオフロアブル   1,000倍(収穫7日前まで2回以内)

12月 モモ



整枝・せん定(図1・2)


 不要な徒長枝や内向枝、枯れ枝を取り除き、先端から下部に向かって側枝と結果枝をバランスよく配置します。
 下垂した側枝や枯れ込みの入った枝は、勢いの良い葉芽が確保できる位置まで切り返して更新します。
 樹勢の強い樹や若木は間引きせん定します。樹勢の弱い樹や老木は切り返しせん定し、樹勢に応じた管理をします。

図1 樹形の見本(側面図)


図2 結果枝の配置図(平面図)


病害虫防除

カイガラムシ

マシン油乳剤(95㌫)   20倍

12月 柑きつ


☆赤字で表示されている農薬は、毒物劇物農薬に指定されています。
 毒物劇物農薬のご購入には、印鑑が必要になります。

普通温州みかんの収穫


 収穫が遅れると浮き皮が多く発生するため、着色の進んだ外成りの果実から分割採収します。

伊予柑の収穫前防除

腐敗防止

下記の二剤を混用して使います。

トップジンM水和剤   2,000倍
                (かんきつ・みかんともに収穫前日まで5回以内)
      +
ベフラン液剤25   2,000倍
(かんきつ〈みかん除く〉は収穫前日まで2回以内、みかんは収穫前日まで3回以内)

ヘタ落ち防止

マデックEW   2,000倍
        (6割以上着色で散布・収穫開始予定日から10日以上あけて散布)

早生伊予柑の収穫


 収獲が遅いほど着色が進み、糖度が高くクエン酸は低くなります。
12月中旬に、果皮障害が発生しやすい園から収穫を始め、7~8割以上着色した果実を分割採収します。

早生伊予柑の貯蔵

①入庫は坪0.8~1㌧(65ケース)とし、壁際から20㌢離して、キャリーの間隔
 は15㌢あけます。

②床面にリン木などを敷いて隙間を作り、空気が循環できるようにします。

③分割採収した果実は、区別して入庫します。分割採収していない場合は、着色の程度
 を赤・中・青に分けて選別し、貯蔵します。

④出荷する時期によって追熟予措の程度を調整します。

 ≪1月出荷≫
  追熟予措温度14~15℃で15日ほど。減量3㌫。予措後は6~9℃で貯蔵しま
  す。

 ≪2月出荷≫
  追熟予措温度12~13℃で15日ほど。減量3㌫。予措後は6~7℃で貯蔵しま
  す。

 ≪3月出荷≫
  自然温度10~11℃で20日ほど。減量3㌫。予措後は6~7℃で貯蔵しま
  す。

⑤庫内や果実に水滴がつかないよう、一日一回は換気し、日中の暖かい時は戸や窓を開
 けます。

マシン油乳剤の散布


 収穫後10日くらい経ち、樹勢が回復したら、マシン油乳剤を45倍に薄めて散布します。

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