2017年10月1日日曜日

10月 タマネギ



育苗管理


 タマネギは乾燥に弱いため、発芽までたっぷり潅水し、発芽後も乾燥させないように管理します。
 1週間程度で発芽が揃うため、苗が抜けないよう注意しながら、夕方にラブシート等の被覆資材を取り除きます。

定植


 10~13日前にスーパーリンサン42を1,000倍に希釈し、潅水します。

病害虫防除

苗立枯病(発芽10日後頃)

オーソサイド水和剤80   600倍(収穫前日まで5回以内)

コガネムシ類幼虫

ダイアジノン粒剤5   10㌃当たり4~6㌔
                  (全面土壌混和・収穫30日前まで2回以内)

10月 キャベツ


品種


 春採り「金系201号」

播種時期   


 10月1~30日頃

播種量(10㌃当たり)


コート種子   5,000粒

128穴プラグトレイ   40箱

播種方法


 プラグトレイに専用培土を満杯に詰め、一粒ずつ播きます。
 播種後は覆土し、細目のジョウロでたっぷり潅水します。土壌を乾燥させないように、ラブシート等の被覆資材をかけ、その上から再び潅水します。

被覆資材の除去


 発芽の目安は、播種後2日程度です。発芽し始めたら、夕方にラブシート等の被覆資材を取り除きます。取り遅れると徒長するため、注意します。

施肥設計


10月 レタス


☆赤字で表示されている農薬は、毒物劇物農薬に指定されています。
 毒物劇物農薬のご購入には、印鑑が必要になります。

品種


「レイヤード」

播種時期

1月採り   9月25日~10月10日
2月採り   10月10~25日
3月採り   10月25日~11月15日

育苗管理


 セルトレイの底から根が出ないよう、本葉が出始める頃に地面からセルトレイを浮かせます。
 徒長苗を防ぐため、午前中に潅水します。

病害虫防除

≪定植時(10㌃当たり)≫

 左記の二剤とも土壌混和し、使用は1回以内とします。

ネキリムシ

フォース粒剤   9㌔

斑点細菌病・腐敗病

オリゼメート粒剤   9㌔


≪定植前日〜定植時≫

アブラムシ・ナモグリバエ・ハスモンヨトウ・オオタバコガ

ジュリボフロアブル   200倍(セルトレイ1箱当たり0.5㍑潅注・1回以内)

本田防除

ハスモンヨトウ・オオタバコガ

アファーム乳剤   1,000~2,000倍(収穫3日前まで3回以内)

すそ枯れ病

バリダシン液剤5   800倍(収穫7日前まで3回以内)

腐敗病・軟腐病

スターナ水和剤   2,000倍(収穫7日前まで2回以内)

施肥設計

10月 松山長なす


☆赤字で表示されている農薬は、毒物劇物農薬に指定されています。
 毒物劇物農薬のご購入には、印鑑が必要になります。

病害虫防除

うどんこ病

パルミノ   2,000倍(収穫前日まで3回以内)

アブラムシ類

モスピラン顆粒水溶剤   2,000倍(収穫前日まで3回以内)

10月 柑きつ


☆赤字で表示されている農薬は、毒物劇物農薬に指定されています。
 毒物劇物農薬のご購入には、印鑑が必要になります。

樹上選果


 加工用になりそうな果実は収穫までに摘果し、正品率を上げます。

夏秋梢の処理


 伊予柑は、多く発生した夏秋梢を放置しておくと、翌年の着花過多につながります。新梢の発生を良くするため、夏秋梢を切ります。

①樹形を乱すため、垂直に立ち上がった枝は、基部から切ります。

②斜め上や水平に伸びた夏秋梢を予備枝にする場合は、春枝と夏枝の境のコブを残して
 切ります。

夏秋梢の処理方法


③弱い夏秋梢はコブの下の春枝まで戻って切り返します。

④樹冠拡大が必要な場合は、充実したところで切ります。

夏秋梢の処理方法


 ⑤かいよう病の病斑のついた夏秋梢は必ず取り除きます。

極早生温州の収穫


 着色の進んだ果実から収穫していきます。果皮が傷つくと腐敗しやすくなるため、丁寧に取り扱います。
 傷ついた果実は混入しないようにします。

秋肥の施用(10㌃当たり)


樹勢の回復と翌年の結実、新梢の発生を良くするために、秋肥を施します。

≪10月下旬≫

極早生温州

農協果樹配合765  140㌔

早生温州

農協果樹配合765  160㌔

温州みかんの病害虫防除

腐敗防止剤(収穫前)

ベフトップジンフロアブル   1,500倍
 (かんきつ〈みかん除く〉収穫前日まで2回以内、みかん収穫7日前まで3回以内)

10月 ソラマメ


品種


「陵西一寸」

播種時期(低温処理を除く)


 10月10~20日頃

播種量(10㌃当たり)

L字型栽培………8㍑
U字型栽培………7㍑

播種と育苗


 トロ箱に籾がらを敷き、清潔な砂または山土(真砂土)を上から7~8㌢詰めます。
 4㌢間隔に一粒ずつ、オハグロを下向きにして、7割程度さし込みます。


 種の腐敗対策として、播種時にカルクロン400倍を播種床へ潅注します。播種後は、たっぷり潅水します。
 活着後は、アブラムシによるウイルスの感染を防ぐため、白色の寒冷紗でトンネル被覆します。

定植準備(10㌃当たり) 

U字仕立ては、畝幅150㌢、株間50㌢、1,330株です。
L字仕立ては、畝幅120㌢、株間50㌢、1,660株が目安です。

施肥 (10㌃当たり)

完熟堆肥   3,000㌔
粒状苦土石灰   160㌔
スーパーSRコート   80㌔
BMリンスター   20㌔

低温処理栽培

① 順化
  低温処理後、種子を半日ほど、風の当たらない涼しい日陰に置き、外気温に慣らし
 ます。

②定植方法
(1)浅く掘った植穴に、アドマイヤー1粒剤2㌘と山土(真砂土)を400㏄ 程度入
   れます。
   ※雑草の発生を抑えるため、マルチの穴が完全に隠れるよう山土(真砂土)を置
    きます。
(2)根を傷めないよう注意し、種の3分の1程度が出るよう植え付けます。その時、
   種や芽の部分に圃場の土が触れないよう山土(真砂土)の中に植えます。
(3)定植後は立枯病を予防するため、タチガレン液剤500倍と、ガイピープロ
   1,000倍を、一株当たり200㏄ 株元に潅注します。

鳥害対策


 定植後は、カラスによる引き抜き被害を防ぐため、苗の真上にテグスを2段張りにします。

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