2016年10月1日土曜日

10月 キャベツ



品種


 春採り「金系201系」

播種時期


 10月1~15日頃

播種量(10㌃当たり)


 コート種子   5,000粒
 128穴プラグトレイ   40箱

播種方法


 プラグトレイに専用培土を満杯に詰め、一粒ずつ播きます。
 播種後は覆土し、細目のジョウロでたっぷり潅水します。土壌を乾燥させないよう、ラブシート等の被覆資材をかけ、その上から再び潅水します。

被覆資材の除去


 播種後2日程度で発芽し始めるため、夕方にラブシート等の被覆資材を取り除きます。取り遅れると徒長するため、注意します。

施肥設計

10月 イチゴ


収穫時の草丈の目安

さちのか    25㌢
紅ほっぺ    35㌢
あまおとめ   35㌢

病害虫防除

育苗期のランナー切り離し以降、散布回数を加えて使います。

≪10月上旬≫

ハスモンヨトウ・ハダニ類・うどんこ病

アファーム乳剤   2,000倍(収穫前日まで2回以内・混用)

スコア顆粒水和剤   2,000倍(収穫前日まで3回以内・混用)

≪10月中旬≫

ハスモンヨトウ・オオタバコガ・うどんこ病

フェニックス顆粒水和剤   2,000倍(収穫前日まで2回以内・混用)

プロパティフロアブル   3,000倍(収穫前日まで3回以内・混用)

10月 レタス



品種


 「レイヤード」

播種時期

1月採り   9月25日~10月10日
2月採り   10月10~25日
3月採り   10月25日~11月15日

育苗管理


 セルトレイの底から根が出ないよう、本葉が出始める頃に地面からセルトレイを浮かせます。
 徒長苗を防ぐため、午前中に潅水します。

病害虫防除

≪定植時(10㌃当たり)≫
 下記の二剤とも土壌混和し、使用は1回以内とします。

ネキリムシ

フォース粒剤   9㌔

斑点細菌病・腐敗病

オリゼメート粒剤   9㌔

≪定植前日~定植時≫

アブラムシ・ナモグリバエ・ハスモンヨトウ・オオタバコガ

ジュリボフロアブル   200倍(セルトレイ1箱当たり0.5㍑潅注・1回以内)

本田防除

ハスモンヨトウ・オオタバコガ

アファーム乳剤   1,000~2,000倍(収穫3日前まで3回以内)

すそ枯れ病

バリダシン液剤5   800倍(収穫7日前まで3回以内)

腐敗病・軟腐病

スターナ水和剤   2,000倍(収穫7日前まで2回以内)

施肥設計

10月 柑きつ


樹上選果


 加工用になりそうな果実は収穫までに摘果し、正品率を上げます。

夏秋梢の処理


 伊予柑は、多く発生した夏秋梢を放置しておくと翌年の着花過多につながります。新梢の発生を良くするため、夏秋梢を切ります。

①樹形を乱すため、垂直に立ち上がった枝は、基部から切ります。
 夏秋梢の処理方法

②斜め上や水平に伸びた夏秋梢を予備枝にする場合は、春枝と夏枝の境のコブを残して
 切ります。
③弱い夏秋梢はコブの下の春枝まで戻って切り返します。
④樹冠拡大が必要な場合は、充実したところで切ります。
 夏秋梢の処理方法

⑤かいよう病の病斑のついた夏秋梢は必ず取り除きます。

極早生温州の収穫


 着果の進んだ果実から収穫していきます。果皮が傷つくと腐敗しやすくなるため、丁寧に取り扱います。傷ついた果実は混入しないようにします。

秋肥の施用(10㌃当たり)


 樹勢の回復と翌年の結実、新梢の発生を良くするため、秋肥を施します。

≪10月下旬≫

極早生温州

農協果樹配合765   140㌔

早生温州

農協果樹配合765   160㌔

温州みかんの病害虫防除

腐敗防止剤(収穫前)

トップジンM水和剤   2,000倍
    (柑橘みかんを除く収穫前日まで5回以内、みかん収穫前日まで5回以内)

または

ベンレート水和剤   4,000倍
    (柑橘みかんを除く収穫前日まで2回以内、みかん収穫前日まで4回以内)

10月 ビワ


摘房


 弱い結果枝についた花房を中心に摘み取り、全体の50㌫を遊び枝にします。
 寒害を受けやすい園は、開花が遅い副梢の花房を多めに残します。

10月 タマネギ


育苗管理

 

タマネギは乾燥に弱いため、発芽まではたっぷり潅水し、発芽後も乾燥させないように管理します。
 1週間程度で発芽が揃うため、苗が抜けないよう注意しながら、夕方にラブシート等の被覆資材を取り除きます。
 定植10~13日前にスーパーリンサン42の1,000倍を潅水します。

病害虫防除

苗立枯病(発芽10日後頃)

オーソサイド水和剤80   600倍(収穫前日まで5回以内)

コガネムシ類幼虫(全面土壌混和)

ダイアジノン粒剤5   10㌃当たり4~6㌔(収穫30日前まで2回以内)

10月 キウイフルーツ


潅水


 果実の糖度を高めるため、土壌をやや乾燥気味に管理します。晴れの日が続き、葉がしおれる場合は、潅水します。

病害虫防除

貯蔵病害(収穫前)

果実の薬剤が十分かかるよう、丁寧に散布します。

 ロブラール水和剤   1,500倍(収穫前日まで4回以内)

展着剤
 アプローチBI   1,000倍

10月 松山長なす


病害虫防除

うどんこ病

モレスタン水和剤   2,000倍(収穫前日まで3回以内)

アブラムシ類

モスピラン顆粒水溶剤   4,000倍(収穫前日まで3回以内)

10月 ソラマメ


品種


 「陵西一寸」

播種時期


 10月10~20日頃

播種量(10㌃当たり)


 L字型栽培   8㍑
 U字型栽培   7㍑

播種と育苗


 トロ箱に籾がらを敷き、清潔な砂または山土(真砂土)を上から7~8㌢詰めます。
 4㌢間隔に一粒ずつオハグロを下向きにして、7割程度さし込みます。


 種の腐敗対策として、播種時にカルクロン400倍を播種床へ潅注します。播種後は、たっぷり潅水します。
 活着後は、アブラムシによるウイルスの感染を防ぐため、白色の寒冷紗でトンネル被覆します。

定植準備(10㌃当たり)


 10月中旬までに定植の準備をしておきます。
 U字仕立ては、畦幅150㌢、株間50㌢、1,330株です。
 L字仕立ては、畦幅120㌢、株間50㌢、1,660株が目安です。

施肥計画

完熟堆肥       3,000㌔
粒状苦土石灰     160㌔
スーパーSRコート  80㌔
BMリンスター    20㌔

低温処理栽培


 低温処理したソラマメを出庫した後、次の通り管理します。

①順化
 半日ほど風の当たらない涼しい日陰に置き、外気温に慣らします。
②定植方法
 (1)浅く掘った植穴に、アドマイヤー1粒剤2㌘と山土(真砂土)を400cc程
    度入れます。
     ※雑草の発生を抑えるため、マルチの穴が完全に隠れるよう山土(真砂土)を
      置きます。
 (2)根を傷めないよう種の3分の1程度が出るよう植付けます。その時、種や芽の
    部分に土が触れないよう山土(真砂土)の中に植えます。
 (3)定植後は立枯病を予防するため、タチガレン液剤500倍とガイピープロ
    1,000倍を、一株当たり200cc株元に潅注します。

鳥害対策


 定植後は、カラスによる引抜き被害を防ぐため、苗の真上にテグスを2段張りにします。

このページの先頭へ