2016年7月1日金曜日

7月 トマト


潅水・温度管理


 天候に応じて潅水と温度管理をします。
 定期的に潅水し、1日当たりの潅水量と回数を調節し、草姿のバランスを整え、果実の肥大を促します。
 また、土壌の乾湿に注意し、排水対策を万全にします。
 ハウス内の気温が25℃以上または、最低夜温が15℃以上になれば、昼夜ともサイドビニールを開けて換気します。

収穫


 選果の選別基準を守り、適期に収穫します。

病害虫防除


 灰色カビ病を発生させる枯れ葉や枯れ花などは早期に除去します。

防風対策


 台風や強風に備え、防風ネットを確認します。

7月 ピーマン


草勢維持


 枝の垂れ下がりを防ぐため、株元から30~40㌢の高さに1段ネットを張ります。2段ネットは1段目から30㌢ほど上部に張り、草勢に合わせて3段ネットを検討しましょう。

せん定


 茎数が茂ると日照不足や風通しが悪くなり、落葉や腐敗果、病害虫の発生の原因になります。徒長枝は間引いて、せん定します。

病害虫防除


 生育最盛期は高温多湿です。病害虫の発生が予想されるため、防除基準に沿って管理します。

暴風雨対策

①排水溝の整備(水はけを良くする)

②杭の補強

③整枝ネットの点検

④防風網の設置

7月 久万高原清流米


6月下旬から7月上旬にかけて、久万地区で中後期管理講習会を開きます。ぜひ、ご参加ください。

中干し


 根の活力を維持し、無効分けつをなくすため、目標茎数を満たしてから中干しします。中干し後は、6月中旬かた下旬までにPKミックスを10㌃当たり20㌔施します。
 併せて、畦畔の草刈りをします。

目標茎数

コシヒカリ・・・22本
あきたこまち・・・24本

穂肥(10㌃当たり)


 品種の生育に応じて、ユーキくん穂肥を施します。

あきたこまち・・・20㌔
フクヒカリ・・・20㌔
キヌヒカリ・・・20㌔
コシヒカリ・・・15㌔

7月 キャベツ


病害虫防除


 圃場周辺の雑草を刈り取るなど環境を整え、病害虫の早期発見と適切な防除に努めましょう。
 農薬は、防除基準を守り、生育に応じて散布します。他の作物へ飛散しないよう注意します。
 10㌃当たりの目安は次の通りです。

本葉10枚まで・・・70~150㍑
生育最盛期・・・150~300㍑
 ※葉の裏まで薬剤が十分付着するよう、丁寧散布します。

 コナガ・ヨトウムシ類は、他の病害虫に比べ薬剤に対する抵抗力が強いため、作用機能の異なる薬剤でローテーション防除し、病害虫の耐性を弱めましょう。 

7月 マーガレット


摘芯


 深摘みしないよう、天気の良い午前中にピンチします。最終ピンチは8月10日から20日までにします。

潅水と温度管理


 梅雨明け後、高温時や乾燥時は適宜に潅水します。
 温度が上がらないようビニールハウスはできるだけ開けます。また、地温の上昇を防ぐため寒冷紗を張り、表面にワラかベラボンを敷きます。

7月 水稲


水管理


 水が必要な時期とそれほど必要でない時期があるため、生育に応じて浅水の間断潅水や中干しをします。

中干し


 田植え後30日ほど経ち、目標茎数の70~80㌫がとれると中干しを始め、小ヒビが入る程度に干し上げます。

目標茎数

コシヒカリ・・・22本
あきたこまち・・・24本
ヒノヒカリ・にこまる・・・28~32本

 省力施肥や疎植栽培をする場合は、強い中干しを避けます。

病害虫防除


 農薬は使用基準を守り、他の作物や圃場外への飛散と、河川への流出の防止に努めましょう。


出穂期


 水が必要な時期ですが、水を溜めないよう間断潅水し、土壌水分80㌫を保ちます。

7月 ビワ


芽かき・せん定


 収穫後に発生した新梢は茂木種で1本、田中種で2本残して芽かきします。
 主枝と亜主枝、側枝を設定し、下枝は横に開くよう誘引します。伸びすぎた枝は切り返しせん定し、樹勢の弱い枝は基部から間引きします。

病害虫防除

がんしゅ病

ICボルドー66D   50倍

7月 柑きつ


摘果

温州みかん

≪樹冠上部摘果≫
 隔年結果の著しい園は、7月上旬までに樹冠外周と上部の果実を全て摘果し、下垂枝と樹冠内に着果させます。
 樹冠上部と主枝先端を成木で1㍍、10~15年生で50㌢を目安に全て摘果します。

≪枝別全摘果≫
 着果量の多い樹は、直径2㌢程度の枝を樹全体で3分の1程度選び、その枝を全て摘果します。そうすることで、夏芽を発生させ、来年の結果母枝を確保します。
 摘蕾や再予備枝を設定していた枝に着果している場合も、全て摘果します。
 着果の少ない樹は、あら摘果を控え、9月以降の仕上げ摘果を中心にします。

伊予柑


 着果量の多い樹や樹勢の弱い樹からあら摘果をし、直花果や傷果、内成り果などを取り除きます。
 有葉果を中心に果実を残し、7月中に摘果を終えます。

病害虫防除

カイガラムシ類・ロームシ類

≪7月中旬頃≫
スプラサイド乳剤40   1,500倍
               (温州みかんは収穫14日前まで4回以内、
                   その他柑きつは収穫90日前まで4回以内)

ゴマダラキミキリ幼虫(応急)

≪7月中下旬≫
モスピラン水溶剤   400倍(柑きつ収穫14日前まで3回以内)
  ※株元に散布します。

ミカンサビダニ

ダニカット乳剤20   1000倍
(温州みかんは収穫14日前まで1回以内、その他柑きつは収穫60日前まで1回以内)

黒点病

エムダイファー水和剤   600倍
              (温州みかんは収穫60日前まで2回以内、
                  その他柑きつは収穫90日前まで2回以内)
※前回の散布から通算降雨量が200㍉になるか、25日経過すれば散布します。

7月 エダマメ


品種


 「えぞみどり」

播種


 最終播種日の7月20日までに順次播種します。両サイドに一穴2粒ずつ、中央に1、2粒を直播きします。播種後の生育日数は約70日です。
 鳥害対策のため、寒冷紗をベタ掛けします。

潅水


 開花期以降の乾燥は、不稔莢が発生する原因になるため、土壌を乾燥させないようたっぷり溝潅水します。

病害虫防除


 莢の品質が低下するため、カメムシ類とハダニの発生に注意し、定期的に防除します。

≪開花期≫

ハダニ

コロマイトフロアブル   1,500倍(収穫前日まで2回以内)

カメムシ類

アルバリン顆粒水溶剤   2,000倍(収穫7日前まで2回以内)

フタスジヒメハムシ

トレボン乳剤   1,000倍(収穫14日前まで2回以内)


≪莢肥大期≫

カメムシ類・ハスモンヨトウ

アファーム乳剤   1,000~2,000倍(収穫3日前まで2回以内)
   +
アルバリン顆粒水溶剤   2,000倍(収穫7日前まで2回以内)

除草(雑草生育期)

バスタ液剤   300~500㍉㍑/水100㍑
                    (畦間処理 収穫14日前まで3回以内)

ポルトフロアブル   200~300㍉㍑/水100㍑
             (イネ科雑草の3~8葉期 収穫14日前まで1回)

7月 シンテッポウユリ


潅水


 梅雨明け後は、生育を促すため畦間潅水します。同時に、上根を乾かさないよう表面も潅水します。
 葉枯病に対しては、予防的な防除を心掛けましょう。

7月 キウイフルーツ


摘果


 1平方㍍当たり25~30果になるよう、発育不良の小果や病害虫果、傷果、乱形果などを摘果します。

新梢管理


 棚下に20㌫程度の日光が入るよう、不用な徒長枝を取り除きます。

潅水


 梅雨明け後は土壌を乾燥させないように潅水します。

病害虫防除(7月中旬)

かいよう病

コサイド3000   2,000倍(収穫後~開花前)
   +
クレフノン   200倍

または

カスミン液剤   400倍(収穫90日前まで4回以内)

果実軟腐病

ベルクート水和剤   1,000倍(収穫前日まで5回以内)

クワシロカイガラムシ

スプラサイド水和剤   1,500倍(収穫60日前まで3回以内)

7月 松山長なす


摘芯・摘葉・せん定(図1・2)


 常に圃場を見回り、側枝の摘芯や摘葉、わき芽の除去に努め、一芽で切り返してせん定し、収穫します。

図1

図2

潅水


 土壌の乾燥が続くと果実の肥大に影響し、収量や品質、樹勢が低下します。乾燥が続く場合は、2~3日おきに潅水します。また、滞水すると、根腐れや根痛みを起こすため、排水を良くします。

ホルモン処理


 開花前日か当日の午前中にトマトトーン50倍を柱頭部分に散布して受粉させます。

追肥(慣行施肥の場合・10㌃当たり)


 収穫開始頃から収穫が終わるまで、燐硝安加里FTE入りS604を10~14日ごとに、1回当たり15㌔継続して施します。

苦土欠乏対策(10㌃当たり)


 硫酸マグネシウム1,000倍を300㍑葉面散布するか、肩口に20㌔施します。

病害虫防除

褐色腐敗病

プロポーズ顆粒水和剤   1,000倍(収穫前日まで4回以内)

ホライズンドライフロアブル   2,500倍(収穫前日まで3回以内)

灰色かび病・うどんこ病

アフェットフロアブル   2,000倍(収穫前日まで3回以内)

オオタバコガ・ハダニ類・ミナミキイロアザミウマ

コテツフロアブル   2,000倍(収穫前日まで4回以内)

アブラムシ類・ハダニ類

アーデント水和剤   1,000倍(収穫前日まで4回以内)

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